スポーツの日を含む3連休を使って、奥日光へ紅葉を見ようと思い車中泊で出かけました。事前に調べたところによると、今年は例年よりも紅葉は遅れているようでした。実際に行ってみると紅葉はほとんど進んでいなくて、山の木々はまだ青々としていてがっかりな3日間となってしまいました。それでも、いろいろなポイントを巡ることができたので、それはそれでいいひと時を過ごすことができました。また、紅葉にはまだ早いとはいえ、奥日光の朝の冷え込みは厳しく、最低気温は3度程度でした。それでも快適に車中泊できたので、ある程度の寒さに対する検証をすることもできました。
1日目は昼過ぎに自宅を出発したので、赤沼の駐車場に着いたのが午後3時くらいでした。小田代ヶ原の様子を少しでも見ておこうと思ったのですが、雨が降り出してきたので、宿泊地の光徳駐車場に移動しました。2日目と、3日目はいい天気だったので、昼過ぎまであちらこちら気の向くまま移動しながら、各地を見て回ることができました。
以下順不同でご紹介します。
半月山展望台からの中禅寺湖
今回の最大の目的の一つが半月山展望台からの中禅寺湖、とりわけ八丁出島の紅葉を撮影することでした。八丁出島と言われてもピンと来なくても、写真を見れば見たことがあるという方も多いと思います。奥日光の紅葉の代表的なポイントがこの風景ではないでしょうか。
見てわかる通り、まだ全く紅葉していません。
小田代ヶ原と戦場ヶ原
続いて、小田代ヶ原の様子は、どうでしょうか。こちらは草モミジがきれいでした。
戦場ヶ原もきれいな草モミジでした。
戦場ヶ原の湯川では鴨の姿を見ることもできました。何回か戦場ヶ原を湯川沿いに歩いていますが、鴨を見かけたのは初めてでした。
大使館別荘記念公園
続いて中禅寺湖畔の英国大使館別荘記念公園とイタリア大使館別荘記念公園です。両方とも実際に大使の別荘として使用されていた建物を修復して公園として開放しているものです。入館料はそれぞれ300円ですが、共通券であれば450円です。また、建物の中に入らず外観を見るだけであれば、料金はかかりません。
英国大使館別荘記念公園
英国の外交官で、明治維新に大きな影響を与えたアーネスト・サトウが、個人の別荘として明治29年(1896年)に建て、その後英国大使館別荘として、長年にわたり使用されてきたものです。平成22年(2010年)4月に駐日英国大使館から栃木県に無償譲渡され平成28年(2016年)7月1日に記念公園として開館しました。
ちなみに、アーネスト・サトウは日本人的な名前ですが、イギリスの方です。スペルはErnest Satowです。
イタリア大使館別荘記念公園
イタリア大使館別荘は昭和3年(1928年)に建てられ、平成9年(1997年)まで歴代の大使が使用していたものです。
内外装がパターンを変えながら杉皮張りで仕上げられているのが大きな特徴となっています。
どちらの別荘も中禅寺湖を眺めることができるのですが、目の前に広がる風景に、人工物がほとんど見えないので特徴的です。下の写真は湖畔が一部しか映っていませんが、対岸には全くと言っていいほど人工的な建物等は見ることができません。それも、別荘地としてこの地を選んだ理由の一つではないかと思います。
行き方
別荘記念公園には駐車場はありません。歌が浜駐車場に止め、徒歩で移動です。歌が浜には2か所駐車場がありますが、休日はどちらも混雑していて、駐車待ちとなることもあります。私も歌が浜第二駐車場に数分待ってやっと止めることができました。
華厳滝
最後は華厳の滝です。ここもきれいな紅葉と滝が有名ですが、まだほとんど紅葉していませんでした。
まず、観瀑台からの滝です。
続いて明智平からの滝を見たいのですが、そのためにはいったん、第1いろは坂を下らなければなりません。第2いろは坂は上り専用ですが、以前は中宮祠から明智平までは交互通行でした。しかし、今は完全に上りの一方通行になってしまいました。そのため、一旦第1いろは坂を下り、第2いろは坂を登り返さないといけません。
明智平の駐車場に止め、ロープウェイで明智平展望台へ。
ここも紅葉していれば、きれいな景色が広がっているはずですが、まだ紅葉には早く、緑一色でした。明智平展望台に着いたのが午前10時半ごろでしたが、すでに滝の左側は日陰になってしまっています。少なくてもあと1時間くらい早くないと、滝がきれいに見えないですね。いろは坂を登ってしまうと、明智平に行くにはいったんいろは坂を降りないといけないので、計画的に回らないといけません。
次回に向けて
ということで、今回は紅葉の奥日光ではなく、緑の奥日光でした。今回の様子だと紅葉の見ごろは、10月下旬から11月上旬かなと思われます。11月頭の3連休に再度チャレンジしようかなと考えています。